スコティッシュフォールドの性格は?特徴や飼いやすさ、病気について解説

丸みのある顔と、前に折れた耳が印象的なスコティッシュフォールド。性格は穏やかで人懐っこく、飼い主と一緒に過ごすことを好む傾向にあるとされています。

ただし、スコティッシュフォールドには特徴である耳に関係する、飼う前に知っておきたい健康面のポイントもあります。

実際に迎えるなら見た目や性格だけでなく、日々のケアや注意したい病気まで理解することが大切です。

スコティッシュフォールドとは
  • 丸みのある顔と身体つきが特徴
  • 折れ耳と立ち耳の個体がいる
  • 短毛と長毛のタイプに大別される
  • 性格は穏やかで人懐っこい傾向
  • 骨や関節、耳など健康面で知っておくべきポイントがある

スコティッシュフォールドはどんな猫?

丸みのある可愛らしい顔つきと人懐っこい性格から、高い人気を集めるスコティッシュフォールド。豊富な毛色の数々も人気の理由のひとつです。

ここからはスコティッシュフォールドの特徴や歴史、性格などを紹介します。

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ペットショップ店員時代でも、幅広い層に人気がありました!

スコティッシュフォールドの特徴

スコティッシュフォールドは丸みを帯びた顔や身体つきと、前方に折れた耳が特徴的な猫種です。ただし、耳が折れていない立ち耳の個体もいます。

短毛と長毛のどちらも存在しており、毛色にもさまざまなバリエーションがあります。例えば、縞模様の「タビー」や錆び柄の「トーティシェル」のほか、三毛模様の「キャリコ」など。

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豊富な毛色パターンもスコティッシュフォールドの魅力のひとつです。

体重は個体差がありますが、一般的には4㎏前後とされています。しかし、骨格次第では6kgを超えることも少なくありません。

スコティッシュフォールドの身体的な特徴
  • 丸みのある顔立ちと身体つき
  • 折れ耳もしくは立ち耳
  • 短毛と長毛がいる
  • 体重は4㎏前後が一般的

スコティッシュフォールドの歴史

スコティッシュフォールドの歴史は、1961年にスコットランドの農場で生まれた「スージー」という耳の折れた白いメス猫から始まります。

2年後の1963年、スージーは複数の子猫を出産。なかには、折れ耳の個体がいくつか存在しました。そのうちの1頭は「スヌークス」と名付けられ、ブリティッシュショートヘアのオス猫と交配したことから、スコティッシュフォールドの歴史が本格的に始まりました。

スコティッシュフォールドだからといって、すべての個体の耳が折れているわけではありません。耳が折れるかどうかは遺伝による部分が大きいですが、成長過程で変化することも。

スコティッシュフォールドの性格は?

ここからは、スコティッシュフォールドの性格について紹介します。猫の性格はその種類によって、ある程度の傾向があるとされています。ただし、個体差があるため、あくまで参考程度に捉えておきましょう。

穏やかで人懐っこい傾向

スコティッシュフォールドの性格は、一般的に穏やかで人懐っこいとされています。そのため、近い距離感でゆったり過ごしたいと考える人におすすめの猫種です。

ただし、猫の性格は1頭ずつ異なります。「スコティッシュフォールドだから必ず人懐っこい」とは考えず、その子自身の性格を見極めて接することが大切です。

猫種の特徴が全ての猫に当てはまるわけではない

猫の性格は、持って生まれたものだけでは決まりません。育つ環境や年齢、人との接し方などによって変化していきます。

猫種としての傾向はあくまで参考に留め、その子自身の性格や個性を尊重して向き合いましょう。

遊び好きな一面も

穏やかでおとなしい傾向があるスコティッシュフォールドですが、遊び好きな一面もあります。

猫にとっての遊びは単なる運動だけでなく、狩猟本能を満たすことによるストレスの発散のほか、飼い主さんとのコミュニケーションにもなる重要な時間です。

心身の健康を保つためにも、遊ぶ時間は欠かさずに取ってあげましょう。また、ひとりでも運動ができるように、上下運動ができる環境をキャットタワーなどで整えてあげることも大切です。

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猫は犬のように平面を走り回るのではなく、段差を上下に移動することで運動する生き物です。
そのため、縦の空間を意識して住環境の整備をしてあげましょう。

スコティッシュフォールドは飼いやすい?

スコティッシュフォールドを飼う前には、以下のことを確認しておきましょう。

  • 毎日の食事やトイレの世話ができるか
  • 遊びや運動の時間を確保できるか
  • 耳や被毛などのケアを継続的にできるか
  • 健康面の特徴を理解しているか
  • 体調不良のときに迅速に動物病院へ連れて行けるか
  • 生涯にわたって責任を持って飼育できるか

初心者でも飼いやすい?

スコティッシュフォールドは穏やかで人懐っこい傾向があることから、比較的飼いやすい猫種とされています。

ただし、「飼いやすい」からといって「世話が少なくて済む」というわけではありません。食事やトイレの管理、遊び、ブラッシング、健康チェックなど、猫と暮らすうえで必要不可欠な日々の世話は欠かせません。

特にスコティッシュフォールドにおいては、耳や骨・関節などについて知っておきたい健康面の特徴があります。お迎えする前に、詳しく理解しておきましょう。

運動量は多い?

年齢などによる個体差はありますが、スコティッシュフォールドの運動量はそれほど多くありません。ただし、運動不足による筋力の低下や肥満を防ぐためにも、適切な運動をさせてあげましょう。

運動量が少ないからといって、運動をさせなくて良いわけではありません!

どんな人・家庭に向いている?

穏やかで人との関わりを好む傾向があるスコティッシュフォールドは、猫と一緒にゆったり過ごしたい人や家庭に向いているといえます。

一方で、猫の性格には個体差があります。迎えた後の環境によって、成長する過程で性格に変化が生まれることも少なくありません。

また、猫を迎えるには日々の世話だけでなく、病気やけがをしたときの通院も必要になります。もちろん、日々の世話や通院にはお金がかかります。猫を迎えることに向いているかどうかは、金銭面なども含めて多角的に考慮しましょう。

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場合によっては、治療に数十万円のお金がかかることも。
僕も実際に、愛犬の手術(脾臓の摘出)に数十万円かかりました。

スコティッシュフォールドの飼い方

スコティッシュフォールドに限らず、猫を飼ううえで重要なのは「適切な飼い方は千差万別である」ことを理解することです。ここでは一般的な内容を紹介しますが、あくまでその子に適した飼い方を実践することが求められます。

一般的な内容を鵜吞みにし過ぎず、参考程度に留める意識も大切です。
そのうえで、愛猫に適した飼い方を模索しましょう。

食事・体重管理

食事は、年齢や健康状態などに合わせて与えることが基本です。

スコティッシュフォールドのように運動量が少ない傾向がある猫の場合、食事量と運動量のバランスには特に注意が必要です。体重は定期的に確認し、急激な増減の有無などをチェックしましょう。

食事量は体重だけで判断しない

猫の適切な食事量は体重だけでなく、年齢、避妊・去勢の有無、運動量、健康状態、フードの種類など、さまざまな要素を総合的に判断して決めることが求められます。

もし、食事量に困った場合は上記のデータを持って、ペットショップ店員や獣医師からアドバイスをもらいましょう。

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お客様からの相談事として、食事に関するものは非常に多かったです!
店員目線だと、愛猫の情報はあればあるほど適切な提案をしやすくなります!

運動・遊び

スコティッシュフォールドは比較的おとなしく、運動量もそれほど多くありません。しかし、ストレス発散や体重管理のためにも運動・遊びは必要です。

キャットタワーやおもちゃなどを利用して、十分に運動・遊びができる環境を整えてあげましょう。

ブラッシング

短毛と長毛の2タイプが存在するスコティッシュフォールド。特に長毛タイプは被毛が絡まりやすいため、定期的なブラッシングが欠かせません。

また、ブラッシングは被毛の絡まりや抜け毛を除去するだけでなく、皮膚の状態を確認する機会としても重要です。健康管理のためにも、定期的にブラッシングを行いましょう。

耳のケア

折れ耳のスコティッシュフォールドは耳の内部の通気性が悪いことから、湿気がこもりやすいという特徴があります。そのため、汚れや雑菌が溜まりやすく、外耳炎などの耳の病気を発症しやすいのです。

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外耳炎が進行すると、中耳炎や内耳炎になることがあります。
場合によっては、神経に影響を与えるほど重大な症状になることも。

立ち耳のスコティッシュフォールドはもちろん、そのほかの猫種にもいえることですが、耳のトラブルを予防するためには定期的な耳のチェックと掃除が必要不可欠です。

スコティッシュフォールドが注意したい病気

猫にはその種類によって発症しやすい病気、いわゆる好発疾患があります。スコティッシュフォールドも例外ではなく、そのひとつが骨軟骨異形成症という遺伝疾患です。

骨軟骨異形成症には、軟骨や骨の形成に関わる「TRPV4遺伝子」の変異が関係しています。この遺伝子変異は、スコティッシュフォールドの折れ耳とも結びついているのです。

骨軟骨異形成症

骨軟骨異形成症とは関節部分にコブができたり、骨や関節が変形したりする病気です。症状の程度はさまざまで、強い痛みを伴って歩行が困難になるケースもあります。

現状、骨軟骨異形成症を根治させる方法はありません。そのため、治療は鎮痛薬の投与や放射線療法といった対症療法になります。

また、骨軟骨異形成症には明確な予防法もありません。日常生活では適切な体重管理をしつつ、関節に負担がかからないような工夫をしましょう。例えば、高い場所から飛び降りないようにステップを設置したり、フローリングにラグを敷いたりするのがおすすめです。

外耳炎など耳のトラブル

こちらで紹介したように、折れ耳のスコティッシュフォールドは外耳炎など、耳のトラブルを起こしやすいです。

以下の症状や行動が見られる場合、外耳炎などの耳のトラブルを起こしている可能性があります。

・耳やその周りを頻繁に掻く
・頭を振る
・耳を床や壁にこすりつける
・耳から異臭がする
・耳の内部や周辺が赤くなっている

上記の症状や行動が見られたときは自己判断でケアをせず、動物病院を受診しましょう。

スコティッシュフォールドの寿命は?

ここからは、スコティッシュフォールドの寿命について解説します。

猫全体の寿命としては、一般的に15歳前後です。なお、フードの改良や医療技術の発達などにより、猫の平均寿命は上昇傾向にあるとされています。

寿命の目安

個体差はありますが、スコティッシュフォールドの寿命は10~13歳ほどとされています。猫の平均寿命が15歳前後であるため、比較するとやや短いといえます。

健康に暮らすためにできること

スコティッシュフォールドに限らず、猫の健康を維持するために重要なのは細かな変化を見逃さないことです。そして、日々の生活のなかで変化を感じたり、違和感を覚えたりしたら迷わずに動物病院を受診しましょう。

重大な病気やけがでも、早期発見が救いになることもあります。反対に、発見が遅れると取り返しがつかないケースになってしまうことも少なくありません。そもそも、正しい知識や医療器具がない状況で自己判断をするのは危険です。

まとめ

丸みのある愛らしい姿と、穏やかで人懐っこい性格がスコティッシュフォールドの魅力です。

最大の特徴は折れ耳ですが、それに関係する遺伝疾患や耳のケアなど、健康面で注意したいポイントもあります。このリスクを軽減するため、立ち耳のスコティッシュフォールドを迎えることも選択肢のひとつになるでしょう。

スコティッシュフォールドを迎えるなら、猫種としての特徴を正しく知りつつ、その子自身の個性も大切にすることが大切です。

ABOUT US
プルプス
ペット業界出身のWebライター

大手ペットショップにて生体管理や販売などを経験し、2022年にフリーランスのWebライターに。

ライティング経験やディレクション経験を活かし、ペット情報サイト【飼い主のたまり場】を運営。

正確な情報を無駄なくわかりやすく伝えることをモットーに、メディアの運営や記事制作を行っています。